Asia Arsenic Network - 特定非営利活動法人 アジア砒素ネットワーク

バングラデシュってどんなところ?

水と緑の国バングラデシュ

インドとミャンマーに国境を接するバングラデシュは、ガンジス、メグナ、ブラマプトラの3大河川の氾濫原に位置します。人々の暮らしは川とともにあり、南東部の丘陵地帯を除き、見渡す限り平野が広がっています。

水は豊かであるけれど…

雨季の洪水
家からの外出は舟
乾季の水枯れ
川底をリキシャが走る

年間降雨量は1500~3000ミリですが、熱帯性モンスーン気候に属し、降水量のほとんどは、雨季にもたらされます。3大河川の上流の雨水もバングラデシュを流れて海にでるため、しばしば洪水が起きます。一方、乾季は雨がほとんど降らず、河川の流水量も低下するため、川は干上がり、深刻な水不足に陥ります。暮らしの厳しさはありますが、バングラデシュ人が情緒豊かで詩的センスに優れているのは、同じ村でも雨季と乾季では全く異なって見える風景も一因となっているかもしれません。

マチェルバテ バンガリ 魚と米でベンガル人

水の恵みに育まれた食文化

氾濫原という地域性は食卓にも映し出され、「魚と米食うベンガル人」という言葉が存在するほどです

データで見るバングラデシュ

気候:熱帯モンスーン気候
面積:147,750平方キロメートル(日本の4割)
人口:1億6千万(日本の1.3倍)
宗教:イスラム教徒が約9割を占め、約1割がヒンドゥー教、キリスト教、仏教等 
GDP成長率:7.28%(2016-2017)
一人当たりGDP:1610US
米の生産高:3458万トン(世界第4位)

※バングラデシュ統計局(BBS)

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