Asia Arsenic Network - 特定非営利活動法人 アジア砒素ネットワーク

土呂久フィールドワークを開催しました。(宮崎国際大学)

2020年12月24日 - 事務局からのお知らせ

2020年12月22・23日の二日間、宮崎県の委託を受けて「土呂久を学ぶフィールドワーク」を開催しました。

昨年は佐賀大学教育学部の皆さんでしたが、今年は宮崎国際大学教育学部の学生16名でした。

今回の内容は、まず、土呂久公民館長から現在の土呂久についてお話をしていただき、その後は2班に分かれてフィールドワークを行いました。

  • 鉱山跡地の散策(鉱山跡地に、QRコードと当時の写真のパネルを7か所設置。それを見ながら自由散策)
  • 地元の方による畜産業・農業についてのお話しと見学
  • 土呂久記録作家の川原一之さんによる土呂久公害について講和
  • 大切坑内部の見学(高千穂町建設課の案内)
  • 土呂久地区の散策(モカさんの石垣、焼き殻さがし)
  • 紙芝居「十連寺柿」(佐藤マリ子さんによる)

中でも、今年3月に完了した水質改善工事(環境復元事業)後の大切坑見学は、大学生として初めて坑道の内部535メートルを高千町建設課の説明を受けながら見学をさせていただきました。大変貴重な経験となり、参加した学生さんと先生からは、「大きな学びとなった。」と、この企画について感想をいただきました。高千穂町建設課の皆さま、ご協力まことにありがとうございました。

教育論を学ぶ18名の3・4年生の皆さんは、小学校や幼稚園、保育園の教員を目指しています。教育者としての視点で土呂久を感じ、持続可能な社会のためにこれから子どもたちにどう伝えていけば良いか、その方法や表現をそれぞれが真剣に考えていました。皆さまの今後のご活躍を祈念いたします。

この模様が、23日のNHK宮崎の夕方のニュースで取り上げていただきました。

*土呂久フィールドワークについてご質問ご要望などありましたら、HPからお問い合わせください。

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