SRHR勉強会案内
SRHR「性と生殖に関する健康と権利」に関するオンライン勉強会を、国際保健を扱うNGOの有志メンバーで実施いたします。SRHRは日本にも共通する課題ですので、ぜひご参加ください。
◎日時:10月3日10:00-11:30(90分)
◎参加申込:こちらのリンクから申込フォームに登録をお願い致します。 https://forms.gle/aXH4WQRqQoxjyz639
◎主催:GII/IDI懇談会NGO連絡会 コロナ意見交換会
◎タイトル コロナ下の「性と生殖の健康および権利(SRHR)」市民社会の果たす役割
「女性の生涯を通じた健康の礎としてのSRHR」~日本の取り組みの成果と課題は国際保健の現場に活かせるか~
◎スピーカー 池田裕美枝さん
京都大学医学部附属病院産婦人科医師、一般社団法人SRHR Japan https://srhr.jp/ 代表理事
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COVID-19パンデミックは、世界的に増加する肥満や非感染性疾患との相互作用の結果起きたと言われています。非感染性疾患というと聞きなれないかもしれませんが、糖尿病、癌、循環器疾患、慢性呼吸器疾患といった慢性疾患のことでNCDs(Non-communicable diseases)と呼ばれます。このような基礎疾患があることで新型コロナウィルスに感染すると重症化することがコロナ禍において連日報じられていたことは記憶に新しいところです。
私たち国際保健を扱ういくつかのNGOは、中低所得国のスラムや農村部、難民キャンプなどで暮らす人々の支援をする中で、日々の食事にも事欠くような貧しい生活を送る、若い世代にもNCDsが広がっていることに数年前から注目してきました。
特に、女性では20代30代の若いうちから、糖尿病や高血圧に悩む人が多く、何か社会的な要因があるのではないかと考えるようになっていました。
世界保健機関(WHO)はほとんどのNCDsは予防可能であり、アンバランスな食事、運動不足、過度な飲酒、喫煙の4つの行動リスクを回避することを推奨しています。これらの行動リスクに加え女性は、地域によっては10代前半から厳しい行動制限を受け、結婚し、妊娠・出産を繰り返すなど、特有の健康リスクを抱えています。
女性の生涯を通じた健康の達成には、思春期からの栄養改善や健康教育、性と生殖についての自己決定の尊重、妊娠・出産・産後の適切な健康管理を含むSRHR「性と生殖に関する健康及び権利」の擁護が不可欠です。
今回は、国際保健を扱うNGOの勉強会に、産婦人科医として、また、SRHRの専門家として活躍される池田裕美枝さんにご登壇いただき、「女性の生涯の健康維持」と「SRHR」の視点からお話をお聞きし、日本でやってきた良い事や、ぶつかっている問題点などが、他の国でも役に立つかなど考えていきます。
◎問合せ:(特活)アジア砒素ネットワーク 担当:石山 メール:aanmjapan(@)gmail.com ※( )を外してください。
※お申し込みをされた方には事前にZoomリンクをお送りします。終了後、事前申し込みをされた方のみに、録画リンクをお送りする予定ですが、事情によりお送りできないこともありますのでご了承ください。
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