Asia Arsenic Network - 特定非営利活動法人 アジア砒素ネットワーク

バングラデシュ南西部における米農家の持続可能な生計向上のための間断かんがい(AWD)技術普及事業が開始しました。

バングラデシュの稲作を持続可能なものにするために、AANは節水、水田からの温室効果ガス削減に効果のある間断かんがい(AWD)の普及に2017年から取り組んできました。

これまでの成果を活かし、2025年3月から2年間「バングラデシュ南西部における米農家の持続可能な生計向上のための間断かんがい(AWD)技術普及事業」を実施し、ジョソール県、チュアダンガ県、クシュティア県を中心に、気候リスク低減効果が高く、小規模農家が受け入れやすい間断かんがい(AWD)技術の拡大を推進します。

この事業は、「かんがい井戸所有者と小規模農民にwin-winとなるAWDを用いたかんがい事業の形成」および「AWD普及を促進するモノ・サービスを提供する起業家の育成」など、新しいアプローチを取り入れ、小規模農家(3150人)とかんがい井戸所有者(315人)の生計の向上を支援していきます。

また農業普及局がAWDを拡大し、AWD適用地をモニタリングする体制づくりの支援も行います。

本事業は外務省NGO連携無償資金協力を活用して実施します。

農家さん、井戸所有者さん双方にとって、AWDがお得であることを伝えていきます。
水位測定パイプの地元での生産も支援します
農家さんは土壌割れがある水田でAWDをすることを怖がります。乾きすぎで耕盤層が割れると、水を貯めることができなくなるためです。
AWDを推進するためにも、土壌改良は必要です。ミミズと牛糞を用いて、たい肥を作り・使えるようになることを支援しています。
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