Asia Arsenic Network - 特定非営利活動法人 アジア砒素ネットワーク

バングラデシュにて保健(非感染性疾患)事業が再開します

バングラデシュにおいて、糖尿病、循環器疾患、慢性呼吸器疾患など非感染性疾患(NCDs)による疾病負荷が増大し、若年死亡や貧困化が増加しています。保健家族福祉省保健サービス局は2013年からNCD対策を段階的に進めてきましたが、新型コロナウィルス感染症の緊急対応の影響も受け、NCD対策は大幅に遅れ、今も多くの地域が体系的な対策から取り残されています。

2023年3月13日よりアジア砒素ネットワーク(AAN)は、バングラデシュ南西部クルナ県において、「クルナ県における脆弱層を中心とした非感染性疾患(NCDs)克服モデル普及推進事業」を開始することになりました。外務省日本NGO連携無償資金協力を活用して3年間の予定で実施いたします。

この事業では、AANがこれまで形成してきたNCDsの予防・早期発見・治療・ケアの介入モデルを、脆弱層の救済により踏み込んだものに改良の上、デジタル化を通じて他の地域へ普及するためのプラットフォームを形成し、実装化を図っていきます。また、女性や障害を持つNCDs患者の医療アクセス向上のために必要な病院内の水と衛生施設の改善にも取り組みます。 対象地域は気候変動の影響など多くの健康の社会的決定要因を抱えるクルナ県全域とし、最終年次には政府による他地域への普及を支援し、同国が掲げる「NCDsによる若年死亡削減」への貢献を目指します。

詳細について、ご報告の機会を作っていきたいと考えております。今後とも応援いただけると嬉しいです。

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