安全な水その2

代替水源が完成した後、これだけで持続して安全な水が得られるものではありません。定期的なフィルターの洗浄や、毎日の消毒液、時には修理が必要な場合も起こります。そのための費用も必要です。彼らがその費用を集め、自分たちで維持管理をしていく意欲がなければ、いずれ使われなくなってしまうおそれも強いのです。実際に、いくつかの水源の利用者組合で、乾期の水枯れや、フィルターの目詰まり、蛇口の故障など様々な問題により水の利用がストップすることが起こっていました。代替水源が住民の手で維持管理され、安全な水の飲用がつづくことが、私たちの最終課題でした。 

メンテナンストレーニング

フィルター洗浄の実践

 

そのために、すべての利用者組合世帯を対象に、水の利用の仕方や日常の手入れ、将来起こりうる問題の対処法、簡単な修繕の仕方などを伝える、メンテナンストレーニングを実施します。このトレーニングを経てようやく利用が始まります。 

維持管理のカギを握るのが、利用者組合の中心メンバーの意欲です。組合組織がしっかりしているところほど、きちんとした管理がなされています。彼らの意欲を高めることが非常に重要なのです。そのため、巡回して利用者組合のメンバーと接触し、必要に応じたミーティングの開催、また砒素委員会の会合などを使って、地域内の他の利用者組合メンバーらと意見交換の場を設けるなどのフォローアップをしています。