6千万人が砒素汚染地に住む

世界銀行が2005年3月に発行した

“Towards a More Effective Operational Response – Arsenic Contamination of Groundwater in South and East Asian Countries”

Volume 1 – Policy Report

Volume 2 – Technical Report

では、 近年、チューブウエルで地下水をくんで飲料や灌漑に使い始めて、アジアで砒素汚染が深刻になってきたことを警告しています。同書 には、世界銀行が2004年4月にネパールで開催した「砒素ワークショップ」における報告をもとに作成した下表が掲載されています。南アジアと東アジアの 6000万の人びとが地下水の砒素汚染地域に住んでいる、ということです。アジアの地下水砒素汚染が、重大な問題になっていることがわかります。

汚染面積(km²)

汚染地の人口 砒素濃度(μg/l)
バングラデシュ 150,000 35,000,000 <1-2,300
中国(内モンゴル、新疆ウイグル、山西省) 68,000 5,600,000 40-4,400
インド(西ベンガル州) 23,000 5,000,000 <10-3,200
ネパール 30,000 550,000 <10-200
台湾(中国) 6,000 10,000 10-1,800
ベトナム 1,000 10,000,000 1-3,100
ミャンマー 3,000 3,400,000 未詳
カンボジア <1,000 320,000 未詳
パキスタン 未詳 未詳 未詳

出典:Towards a More Effective Operational Response-Arsenic Contamination of Groundwater in South and East Asian Countries; Volume2